クィア・スタディーズを専門とする院生有志とコメンテーター役の研究者とによる、
研究検討と交流のための一泊二日の非公開ワークショプを開催します。
論文執筆を控えた院生の皆様、どうぞ御参加下さい。
目的
日本の高等教育・研究機関において、クィア・スタディーズの研究に従事できる環境はまだきわめて不十分であり、さらに、クィア・スタディーズの学問領域としての新しさおよび学際性のため、研究者が既成の多様な学問分野に分散しているのが現状です。このため、大学院生が研究課題について〈クィア・スタディーズの観点からの〉批判や助言を受ける、あるいは議論の機会を得ることは、必ずしも容易ではありません。しかし、このような学術的基盤の共有や有益な意見交換の機会は、将来のクィア・スタディーズを担うべき大学院生の育成においてはきわめて重要と言えましょう。
この研究会は、クィア学会会員である大学院生相互の研究交流、およびクィア・スタディーズにかかわる多分野の研究者との討議を通じ、本分野の将来を担う若手研究者の育成に寄与することを目指すものです。
概要
- 一泊二日の非公開ワークショップ合宿の形式をとる。
- 報告者となる院生は、事前にディスカッションペーパーを提出する。
- ワークショップ当日は、各院生が自分の研究計画を元に20分程度の報告を行った後、全員で報告内容についての討議を行う。
- コメンテーターおよびファシリテーター役として、本プロジェクトにかかわる研究者が参加する。
- 各報告の検討に割り当てる時間は2時間、一度のワークショップの報告者は5、6人を上限とする。
参加者
クィア学会に所属する大学院生(博士号未取得)を対象とする。
ただし、事前申込をした院生に限り、報告者でなくても参加可能とする。
参加費
各自実費負担。ただし、各参加者から1500円の参加費を徴収し、これをプール金として遠方からの参加者のための多少の補助とする。
日時
三月下旬を予定。場所は首都圏または中部圏を予定。詳細は追って通知する。
募集時期/応募先
2012年11月末日~12月末日 qsinsei(あっと)gmail.comまで下記要領をPDFで添付して申込をおこなう。報告せず参加のみ希望の場合はその旨明記し、3.以下の項目は不要。
- 氏名
- 所属、年度
- 研究題目
- 研究概要(800字以内)
- 現時点での参考文献表
ファシリテーター/コメンテーター
パイロット・プロジェクト有志(科研費基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」研究グループ)が努める。メンバーは以下の通り。
石田仁
風間孝
釜野さおり
河口和也
クレア・マリィ
清水晶子
菅沼勝彦
谷口弘幸
堀江有里
このプロジェクトは科学研究費助成研究基盤C「日本におけるクィア・スタディーズの展開」の一環として開催されます。
日時、場所等の詳細は、後日お伝えします。ご不明の点は上記応募アドレスまでお問い合わせ下さい。
日時、場所等の詳細は、後日お伝えします。ご不明の点は上記応募アドレスまでお問い合わせ下さい。